●教育の優先順位(文責:どんぐり倶楽部)


※PDFファイル(拡大可能)→http://dl.dropbox.com/u/78229866/priority.pdf

●料理の味付けにも優先順位があるように、教育にも優先順位がある。

「どうせ将来やるから」あるいは、
「いつかは必要になるから」という理由で、

 幼児・児童期にそれをさせることは、重大なミスエデュケーションである。

 その時期にしか出来ない、必要不可欠なことに丁寧に時間を使えないという危険を犯しているからである。



●指針(最初の一歩)が間違っていると、全ての努力は水の泡となる。頑張れば頑張るほど、頭で想定している理想とはかけ離れていく。
 例えば、どんなに頑張って泳いでも、進んでいる方角が誤っていると(飛び込む方角が間違っていたら)、目的地には永久につかないし、
 気づいた時には力尽きていることが殆どである。

■企業や小学校への英語導入や中学部の英語指導もしていることから、英語についての相談がこのところ多いので簡単にコメントしておく。

●思考力養成を考慮せずに、「英語を」は本末転倒
→日本でそんな余裕のある子供は探しだすのが難しい。
→「発音は小さい時に」も心配無用:強制は簡単(筋トレ+腹式呼吸は必要になるが高校以上が望ましい)



<無理なく無駄なく効果的なマスター方法>
●12歳までに思考力養成を終える。
→中学で英語の万能基礎となる文法・語順訳を身に付ける。
※2012年現在6種類の英語の教科書を使っていますが、3年生のもの1冊で仕上げられます。単語数は必要なら別途覚えます。

→英語を話せるようになりたいのなら(話すことが本当に必要なら)高校で、毎日1時間「絶対に日本語を一言も使わない生活」
 をする(クラブ活動でも授業でもOK)だけで、完璧になります。咳払いも英語!

※日本人が、何年も英語を学習し読めても話せないのは、缶詰状態を作らないからです。
 その証拠に、大学の英語部に入れば、厳しい部ならば、日本語一切厳禁なので2-3ヶ月で普通に聞くことも話すこともできるようになります。
 その際に、差が出るのは文法です。暗記で済む言い回しは数週間でいくらでも暗記できるからです。
※他にすべきことは、自分が使う環境にあった特殊な単語(テクニカルターム)と決まり文句を、使う環境が決まった後で強化するだけです。
*現段階(自然な状態では、日常的には英語を必要とはされない日本)では、小学校への英語導入は極めて危険である。思考力養成時間を潰しているにすぎない。マイナスはあっても、ほんとうの意味でのプラスはない。子供が意味の分からない演歌を歌える(状況に合わせてオウム返しのフレーズを言える)ことであったり、演歌特有の歌いまわしであるコブシが回る(ネイティブ発音ができる)ことを強化しているに過ぎない。
子供が小学校で演歌の授業を受けて歌が上手になった...を評価するのはズレています。思考力養成は何処に行ったのでしょう。

●それでも、次善策(回避策)として下記を作ってはあります
「英語を一切使わないで英語をマスターする小学校英語」...英語を使わないので、どんな先生にでも出来ますし、中学での進化を保証できます。
<小学校英語については、どんぐりHP内の下記ページを参照>
http://reonreon.com/kids-eng.html



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●ショック…失敗した!(文責:どんぐり倶楽部)


●大好きな栗を茹でましたが「失敗」しました。...し、渋い。はぁ。

●茹でた後で検索しました。
「美味しい栗の茹で方」

1:栗はよく洗ってからひたひたの水に半日〜1日浸けておく
2:鍋に栗が浸るぐらいの水と塩を入れて水から入れておいて、沸騰させたら栗が踊らないように弱火で40分〜50分ぐらい煮る
(途中で2・3回混ぜる)
3:お湯がしっかり冷めてから取り出す

★栗のゆで方のコツ
栗が小さめなら20分程度、栗が大きければ40分程度、くりの大きさ、好みの硬さによって湯でる時間を調整します。
栗をゆでた後はしばらくそのままにしておくとアクが抜けますよ。
栗をゆでてすぐに取り出してしまうと皮がむきにくくなりパサパサになりやすいですね。

●はい、間違っておりました。リベンジです!

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●まだ、いいとこどり、ですか?(文責:どんぐり倶楽部)


■pralidoxime iodide(通称はパム:PAM)は、有機リン剤中毒の特効薬(解毒剤)である。
 1995年の地下鉄サリン事件では、600人以上の被害者の命を救った。
 聖路加国際病院での救護活動はプロジェクトX〜挑戦者たち〜「地下鉄サリン救急医療チーム 最後の決断」で取り上げられた。

■有機リン剤は、神経の化学伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素、コリンエステラーゼ (ChE)の酵素活性中心に結合することで、本来のアセチルコリン分解作用を失活させる。
 そのことにより増長したアセチルコリンの作用が意識障害、徐脈、血圧低下、縮瞳などの中毒症状を引き起こす。
 PAMは、酵素活性中心に結合した有機リン剤を切断解離させる作用をもち、その結果、ChEの活性を回復させるので、有機リン剤に対する解毒作用をあらわす。

ただし、有機リン剤がコリンエステラーゼに結合して

一定時間がたつと、エイジングとよばれる不可逆変化が起こり、薬パム(PAM)が効かなくなる。 

たとえば、サリンの1/2エイジング時間は約5時間なので、浴びてから5時間以内に投与しなければ手遅れとなる。

■用法用量も守らなければ、効果が出ないのには理由があるのだ。

■アル中の治療の共通事項は「断酒」なのに、少しぐらいならいいでしょう、って思う?

■MUSEO del DONGURI(文責:どんぐり倶楽部)

●MUSEO del DONGURI の展示作品は順調に集まっています。(10000点は超えています...1000じゃなくて...)
*暫くは募集を続けますので、ぜひ送ってきて下さい。

●展示ファイルは、マルチ検索ができるようにファイル名をつけているところですが、
 私の処理能力を超えている数になっていますので、時間がかかりそうです。

 そこで、まずは、一旦、不便ですがファイル名は連番として公開し、
 順次ファイル名を整えて、検索にも使えるようにしたいと思っています。

※MUSEO del DONGURI の維持管理のために入館料を頂きますが、
 作品提供者・PILOT受講者・指導者養成講座受講者には後日、年間フリーパス(無料)を発行します。

※また、教育・認知・行動・思考等の研究にも役立つ基本データにもなりますので、何らかの形で提供できるようにするつもりです。
 日本、世界の教育界の宝になると思います。

*ご協力のほど宜しくお願いします。

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●計算力(文責:どんぐり倶楽部)

●質問がありましたので。メモしておきます。
●さらに、高速・反復・大量は計算力低下とケアレスミスの元凶であることも確認しておいて下さい。

Q:下記の計算を「暗算でもできるので、暗算でもいいでしょうか」という質問ですが、ダメです。

A:分子にXがある場合

x/8=3/16 
→Xを独立させる処理
x/8・8/1=3/16・8/1
→約分
x=3/2
--------------------------------------

B:分母にXがある場合
5/X =7/6 
→分母のXを分子に移す処理
5/X・X=7/6・X 
→Xの項を左辺に(形を揃える)
5=7X/6→7X/6=5
→続きはAの場合と同じ
7X/6・6/7=5・6/7
→Xを独立させる処理
X=30/7


上記のような手順で、「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」します。

どんなに多くても計算問題だけでしたら1題です。

*「良質の算数文章問題」を週に2問しているようなら、全く不要です。


参考
http://reonreon.com/kaisei-math.html

これは、何にでも通じる計算方法のマスター過程ですから、こうすることが準備学習となるのです。

例えば、

64/(x-6)=2

でも同じ方法でできるようにしている、ということです。

64/(x-6)=2
64/(x-6)*(x-6)=2*(x-6)
64=2*(x-6)
64=2x-12
64+12=2x
76=2x
76/2=X
38=X
X=38

ね。
*分母の有理化などでも同様になります。


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●25÷4 を暗算で?(文責:どんぐり倶楽部)

25÷4 を暗算でさせる馬鹿者がいるらしい。

させなくても、できるようには、なってしまう。

だが、させることとは全く違う。

問題は、それが、いい方法だと思わせるところにある。

25÷4 を暗算でさせる人は、2657÷328 は、どうするのだろう。

25÷4 を暗算でやって褒められた子供は、2657÷328 も暗算でやろうとする。

そして、それが計算力だなどと勘違いして、無駄で危険なこと(暗算)に時間を浪費する。

百歩譲って、暗算を強化して、2657÷328 を暗算で出来るようになったとしよう。

では、2857/32×5665÷66を暗算で出来るようにするのだろうか。

25÷4 を暗算でさせた人でも、そんなことはさせないと言うだろう。

しかし、最初に25÷4 を暗算で出来るようにさせたら(その方法がいいのだと思わせたら)、

2857/32×5665÷66 も暗算でできた方が優秀だと思うのだ。

明らかな感違いである。

子供は気づかない。実に、哀れである。

使えない方法は、最初から使わずに、

一生使えるものに習熟させるのが親の責任である。

使えない方法でも、強化してしまうと、その使えない方法で処理しようとする。

つまり、無駄なことを際限なく繰り返す。

しかも、その無駄なことに力を注ぎ、肝心な考えることをしなくなる。

暗算の強化は、このように繋がっていく。

だ、か、ら、強化してはいけないのである。

その場だけを考えれば、カッコ良く有利に見えるだろうが、それは爆弾である。

筆算をキチンとすること。

これが、計算力養成の全てである。

実際の所、これ(筆算を丁寧にする)だけで、必要な暗算もできるようになる。

割り算筆算の仕組みを研究するといい。

「10の補数と九九以外は暗算厳禁」として丁度いい塩梅になるのだ。

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●叱って育てる?(文責:どんぐり倶楽部)

簡単に叱ってはいけない。
「叱って育てる?」・・・唖然とします。

「叱るに値するときにだけ叱る」ことが、肝要です。

叱るとは、親の価値観を試されているということです。

なんでも叱る=価値観がない=自分の判断基準を持っていない=判断力がない。

ということですから、叱る場合は、十分に覚悟して叱ることです。

子供は、その叱られたことを基準にして判断基準を作ります。

「なんでも叱る=でたらめな判断基準を育てる」ということです。

*「褒める」を「叱る」に置き換えても全く同じことが言えます。

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●褒めて育てる?(文責:どんぐり倶楽部)

簡単に褒めてはいけない。

「褒めて育てる?」・・・唖然とします。

「褒めるに値するときにだけ褒める」ことが、肝要です。

褒めるとは、親の価値観を試されているということです。

なんでも褒める=価値観がない=自分の判断基準を持っていない=判断力がない。

ということですから、褒める場合は、十分に覚悟して褒めることです。

子供は、その褒められたことを基準にして判断基準を作ります。

「なんでも褒める=でたらめな判断基準を育てる」ということです。

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●Set~Ready~Go(文責:どんぐり倶楽部)

●Set:環境設定:石ころを取り除いたり、障害物のない状態にする。
※確かに、これだけ(宿題の調整やゲームの禁止等)でも、大変ですが、これは環境設定に過ぎません。
(走ることが出来る場所を確保しただけです)

●Ready:準備:「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」できる支度を整える。
※ルールは効果的に消化(思考力養成)するための工夫の集積です。
(走る道具を揃えただけです)

●Go:実際の練習:当然ですが、これをキチンとしなければ、力にはなりません。
※トラックの線引きをしただけで、実際に走る練習をしないで、「速くならない」ってのは、当たり前です。
※練習は、メニューに従ってキッチリ(余計なことはささせずに、考え抜くことを)しなければ成果は出ませんし、
 すれば、100%成果が出ます。
※ましてや、余計なこと(考えない練習:例えば暗記「オウム返しの英語学習」)をやっていてはマイナス学習です。
(場所と道具があっても、実際に走らなければ練習にはなりません)

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●作品募集+期間限定画像診断(文責:どんぐり倶楽部)

●年間を通して、学習相談を依頼されることが多いのですが、
 今回、作品応募と同時に相談・診断依頼が増えています。

●いい機会ですので、作品応募のお礼に「画像診断」を承ります。もちろん、無料です。
 希望される場合は、匿名でも結構ですので、公開可能な応募作品
(50点以上、半年以上の継続が望ましい:多ければ多いほど精度が高くなります)を送られるときに
 学習履歴と現状をお知らせ下さい。簡単にですが、メールにてアドバイスを返信します。
*作品は画像ファイル(メール)でも、現物(郵送)でも結構です。
※大きいデータの場合にはコチラをお使い下さい。
 何千枚でも送れます。
→FilePost(http://file-post.net/

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