●大阪講演会プログラムより+α

人間の体を見れば分かるだろう。

こんなにも精巧な体が、
遺伝子の中にプログラムされているのだよ。

思考の設計図程度のものは、
全てプログラムされていて当然だし、
そう考えるのが、いたって自然である。

そして、
それぞれの教育環境によって、
その設計図から必要と判断された部分が
思考回路として使われる。

注意すべきは、
使う必要がないと判断された部分は、
設計図はあっても回路にはならないということだ。

そして、この活動は、12才がリミットである。

どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」全700題の全体作品+α

どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」全700題の全体作品+α

2012年夏の特別添削教室より

■自力で描き起こした絵図という、オリジナルの材料で、
自由自在の思考方法を手に入れ、賢く幼く逞しく育っている様子が手に取るように見えます。
子育ても学習も、成長の状態が見える術を知っていると、惑わされることなく
混乱することなく、その子の状態に合わせた健全な環境設定が可能になります。

■どんぐり理論の簡単なまとめ
http://reonreon.com/sum_up_01.html
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201208310002/

※要約についての指導者向け講義
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201207280002/

■考えない環境に適応する子供達
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201206260000/

●教育による豊かさの違い

■教育による豊かさの違いを見てみましょう。

■年長問題(小学校受験用)
souki

■年長問題(どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題:0MX72年長問題)
rinko

■よく見て下さい。

■この違いが、そのまま学力のちがいです。

■そして、この豊かさが、人間の豊かさの違いになるのです。

■子供は、育てたようにしか、育たないのですから当然です。

■この違いが、最低でも6年間も続くのですから、入口は慎重に選んで欲しいものです。


賢いのに勉強が進まない子


※今日は娘とドライブ。お昼ご飯。

納得するのに時間がかかる。

ユックリ納得する子。

実は、これがいい。

基本原理を納得できるように教えて貰っていない場合には、最初のそこが納得できないうちは、全て納得しない。

具体例をあげると、数の仕組みを納得していないと計算に進めない。計算は手順なので、本来は、数の仕組みを知らなくても計算はできる。しかし、納得しないと動かない子は、計算といえどもやろうとしない。

納得回路が弱い(育ててもらっていない)となり易い。

納得していないことをさせられていた場合も多い。

例えば「お姉ちゃんだから」という理不尽な、理由にならない理由を使われて言動を制御させられているが、その事に全く納得していないと、ことごとく反応が遅くなることもある。

適齢期を逃すと結構大変なこと


毎年、実をつけてくれます。今年もそろそろ終わりです。

子育ての中で、適齢期を逃すと結構大変なこと

お手伝い期:就学前後(子供によって大きな時差がある)
※「助かった」の一言で有能感が育つ
育てることができる。どこかに行ってボランラア活動に加わることなどをしなくても、お母さん、お父さんの「ありがとう。助かったあ。」「おう、助かるな」がいい。
※この一言がないばかりに、人のために、社会のために、誰かのために動くことの楽しさをー生知らずに過ごすこともある。
この時期を逃すと、メチャクチャに感謝されるという極めて稀な場面を経験したりしないと自発的に誰かのために、とは仲々ならない。

自己確立期:中学校の3年間:13~15 
※自力で考え自力で解決する体験が大事(そのための力が必要)
※15才でストレスをかける:自己確立の仕上げ:高校入試が最適:世間に出る前に戦い方をシュミレートする。
※ここを逃すと、自立の準備がいつまでもできない。

自立期:高校の3年間:16~18 
※社会の中の自分をシュミレートする
模索期の前の予行演習



10年教育の時期:2~12
体験についての注意
深さが大事なのだよ。浅くては、どんなに多くの種類をやっても同じ処理を繰り返しているだけになる。

1、適齢期学習
2、思考力養成
3、予防教育
※(感味力・視考力)は、車の両輪なのだから常に同時に育てなければならない。
4、2種類の学習
同じ学習でも、学習時期によって、プラス学習にもマイナス学習にもなる。

どうやってもダメなものもある。ん~、このどうやってもダメなものをワザワザ選んで使っている人がいる。もちろん、子供は、異常に育つ。それでも、気付かない。
鈍感な親と教師にかこまれていたのでは、異常も分からない。

言葉を増加させていいのは中3から。それも夏から。
四面楚歌なんて「言葉」は、自己確立に不要だからね。
万事休すでもいいし。回りは敵ダラケでもいいし。身動きとれないでもいい。考えることに不自由は、全くない。

語彙量は、中の夏から。

内面(頭)の進化具合に合わせて、データを入れないと、使えないもので溢れてしまって、こんらんするだけ。工夫しようという気にもならない。


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学校を活用するために by Ms.E

学校を活用するために必要な知識と技 by Ms.E

E means Education 

現代では、健全な教育の中心に、現代の教育環境をよく理解した上での、現代特有のマイナス学習に対する対応策や回避策を含む予防教育を据えることが重要である。

このことを承知しておかなければ、教育環境の悪化に気付かずに時代に流され、善かれと思ってしたことがマイナス学習になりかねない状況となっている。

現代(2000年代)ほど、様々な教育情報を、環境の影響による変化に対応させて(調整して)正確に理解し、学習の制御をしなければならない時代はない。

主な原因は、スピード生活と、(仕組みの)見えない化と携帯電子ゲーム(遊びの貧弱化)という、主体的に動くチャンスを奪われている生活環境と教育環境だと考えられる。

日常生活の中で、目に見えるカラクリ(複雑な仕組みを目にする機会)から、思考回路を導き出すチャンスがなくなり、自然を感じ、味わうことを軽視して、思考の原形回路を作るチャンスを逃している。

今までなら、偶然だったり、否応なくだったり、放任された結果だったりが、偶然にも何かを深く感じ、味わい、考えるチャンスを作っていた。
ところが、今は、その偶然(の思考回路養成のチャンス)にさえもめぐり合うことは難しい。

環境が変わりすぎたために起こっている、かつての無害学習の有害化は、現代のアキレス健となっている。そして、その学習が「宿題」という呼び名の場合には、対処法に一考を要する。

学校は、最も身近にある、使うべきものであり、対立するべきものではない。

ましてや、戦いの相手などではない。

当たり前である。

学校とは、学び舎なのだから。

が、しかし、時として、身近にあるが故に、子供に最大の影響を及ぼすという点において、最大の危険因子となる。

この点は、常に覚悟しておかなければいけない。

「いい先生だから」「お世話になっているから」では、済まされない場合もあるということだ。

最終的には、自分の子供は自分で守る。
他の誰でもなく、自分が守る。
これは、子育ての鉄則である。
親は、子供を保護するものであるが故に、保護者と呼ばれるのだ。
12才までは、子供は、親に保護されなければならないのである。

イジメによる自殺が続いている。

「いい先生だから」「お世話になっているから」で、済ますことができる親がいるとは思えない。
学校教育で潰される子供も同じである。
親が気付かずに、誰が気付くというのだろうか。
それは、非常に危険な思い違いである。

いつの時代も、表面的に頭を良くすること(成績UP)は、簡単だった。
手法は1つだったからだ。
パターン学習である。
今でもそれは変わらない。
全く進化していないのだ。
シーラカンス教育とでも呼びたくなる。

学校をキチンと整理学習の場として使うことができるように生活環境を整備し、準備学習ができるようにすることと、整理学習の量が子供に合わずに破壊学習にならないように監視して、子供にジャストフィツトするように調整する必要がある。

<いじめ>認知件数--調査?

学校での、いじめの発見が難しいとか言ってる。

それは、親の仕事だ。

学校は、イジメが発生する場所、イジメられる場所であって発見できる場所ではない。

基本的には、発見場所は、家庭であり、発見者は親である。

そうであるべきである。常に発見できる状態にしておくことが予防になる。

ここを学校に任せるのは、物理的に無理がある。

発見できたとしても、

いち早く家庭で発見すべきであるという意味も含めて

イジメは家庭で発見する。

事実思考

単なる一つの事象をどう捉えるかで、ポジティブ思考とか、ネガティブ思考とか言ったりするが、どうもピンとこない。
事実は事実として、そのままそっくり深く的確に受け止めて、次のステップに利用できる材料とすることが普通に健全な捉え方なんじゃないのかな。

「事実思考」とでも言うところかな。

普通に、そのままをキチンと分析する。
これが一番強いんじゃないのかな。

どんぐり倶楽部公式ホームページ→http://reonreon.com/

●宿題はキチンとする!する?

>宿題はキチンとするべきものだと思っていました。

●みんなそうですよ。私もそう育てられましたし、私自身もそう思っていましたからね。

悪影響を与えないまま(毎日リセットできる日常)だったら、昔と同じでいいんですよ。

ところが、時代があまりにも変わったので、そのままでは、やっていけなくなったので(リセットする環境がなくなったので)、変わる必要が出てきただけです。
昔のように、自動的にリセットできる生活環境が今もあり、毎日リセットできるのなら、変わる必要はないんですよ。

ですが、さすがに、現代では無理ですし、少なくとも、ここ10年、例外は見たことがありません。
学校の宿題だけで、十分に考えられない頭になります。
特に余裕のない子にはコウカテキメンです。

自分で判断できない人は、次のことを、必ず、毎日、2週間以上やることです。
そして、その時の、自分の頭の中を直に感じることです。
それが、子供の頭の中で起こっていることです。
言い訳はできませんし、事実です。
これを否定することは、
自分の感覚を否定し、
自分の考えを否定し、
自分自身を全否定することになります。

子供が、普通に学習できてる場合で、
12才の宿題なら1倍の量
11才の宿題なら2倍の量
10才の宿題なら3倍の量
09才の宿題なら4倍の量

子供が、少しでも学習に不安がある場合なら、上記の2倍
12才の宿題なら2倍の量
11才の宿題なら4倍の量
10才の宿題なら6倍の量
09才の宿題なら8倍の量

「言いたいことは、分かるけれども」などとは言わずに、必ずしなければいけません。
上記のことをせずに、どうするかなんてのは、話になりません。

学校が指定した宿題を完璧にしなければなりません。

それで、初めて、宿題の正体がわかります。仕事をしていて忙しい大人の状態と、自由時間と自然がない現代の子供達と、ほぼ同じだと考えていいでしょう。子供の方が、自力で息抜きできない分、もっと影響は強いと思いますが、そこは割り引いてもいいでしょう。

本来なら、先生にもやってもらうといいんですが、その前に、お父さんでしょうかね。私は、半年やりましたからね。それで、やっと言えるんですよ。

現代では、宿題(特に、お粗末3点セット)は「悪影響がある」という一言をね。

そして、その悪影響を修正するには、3年はかかると思った方がいい。

●桃栗3年、柿8年、梅はすいすい13年、ユズは大バカ18年、りんごニコニコ25年、女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生、あーこりゃこりゃ…だそうですよ。最低でも3年です。