■コレかぁ(文責:どんぐり倶楽部)

●子育て中の方で、志は高く(目指すに値する目標を掲げている)、
努力もしているのに、
その志が目指すもの(どういう子供に育って欲しいか)とは関係のないこと、
全く反対のことに力を注いでいる人がいる。

どうしてだろうと思って、
ブログなどに目を通してみると
最初の最初で間違っている。
だから、実際にやっていること(子育てと教育)がチグハグなのだ。

>判断力や決断力をもつ子どもを育てる
>幼稚園もしくは小学校低学年の内に、自分を取り巻く世界のことを教える
判断力を養うには、その根拠となる知識が必要だと思った

●これでは、
「知識量→判断力:×」
「体験から通して獲得した感覚・感情→判断力:◯」
という構図のズレに気付かないまま知識を与えてしまいます。

●勘違いの元凶がココにありました。
まず、判断力の基礎になるのは知識ではありません。

知識は単なる材料であって、判断力となる「力の基(根拠)」ではないのです。

判断力を司るものは「感覚・感情」なのです。

ですから、感覚・感情を力に出来る感味力を育てなければならないのです。

また、世界は「教えるもの」ではなく「感じ・味わうもの」です。

ですから、「教える」ことに時間や労力を割いてもうまくは行きません。

「感じ・味わうために時間を確保する」ことに時間と労力を割かなければいけないのです。

この、「感じ・味わうために時間を確保する」時間に「知識を入れる」ことをしていたのでは
感味力は削ぎ落とされてしまうことになります。

マイナスの努力をしていることになります。

本を読んであげる・本を読ませるという知識ではできません。

DONGURI-PILOTでは話していますが、最初の向かう方向を誤ると、
進めば進むほど、目的地からは離れてしまいます。
立ち止まることが必要です。
日々確かめることが重要です。
同じ時間と労力を使うのであれば、本来の目標に向かって使いましょう。
まずは、現状把握です。


<追記>

●同じような勘違いを芸術面でしている人がいた。

 

>芸術を楽しめたほうが人生の楽しみは増える

→小さなうちからの環境が大事

→コンサートや観劇

→ピアノは今

 

●芸術の素となる自然そのものという原形体験を味わうことのみ。

「ギリシャ彫刻を超えるには」と同じ。

まず、芸術とは何かを知らなければね。

芸術とは高度な娯楽。

それは、感情・感覚の再現を楽しむこと。

感動すること。

だから感動のもととなる再現される豊かな感情・感覚を味わうこと以外に、

すべきことはないししてはいけないし、している余計な時間(暇)はない。


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