暗算の「悪影響」は根深いなぁ。本当に、暗算の「悪影響」は予想以上に根深い。2012.09/24の教室では不正解だった子供は全員が暗算が主な原因である。教室歴が短いので、その悪癖が抜け切れていないのである。ところが、学校では、その悪癖を、毎日時間を割いて、競争させてまで強化しているのだから、厄介である。「学校ではしょうがないけど、ここでは絶対にダメだからね」と毎回言わないといけないのだ。これは、全員が「習熟」という名のもとに学校で身につけさせられているからだけではなく、校外で、さらに強化している場合には顕著である。考える力があってもなくても、全く同じ反応になるときまである。
無意識の領域のことだからである。本当に止めて欲しい。どんぐり教室では、毎回、暗算は禁止だからね、と言っているが、それでも無意識に数字に反射して、文意と関係ない計算をする子がいる。すると、思考力があるのにも関わらず、その無意識に計算した数字に振り回されて分からなくなる。筆算を書かないで、暗算をするので、間違えた場所を割り出すことさえ自分ではできない。で、ヒント待ちになる。これでは、全くダメである。何千回問題を解いても、ダメである。幼児・児童期の暗算養成は悪いことだらけである。
*「十の補数と九九は例外」暗算でパッと答えが出ない場合は、計算の工夫をする気にもならない。本当に、暗算ってのは、その子の「考える力」「考え始める力」を破壊する。自動車のエンジンで言うなら、イグニッション(エンジンを指導させる機関)を破壊する。
これでは、どんなにいいエンジンを積んでいても、回せないのだから使えない。
「宝の持ち腐れ状態」である。
再度言う、「暗算の弊害」は深刻である。
ここ数年の子供達の反応を実際に見ていると、
生活環境を加味した上で、思考力養成(幼児・児童期)に最も悪影響を及ぼしているのは1.→ゲーム(特に携帯型RPGゲーム)
2.→暗算(高速計算類はすべて)
3.→宿題(お粗末3点セット)上記3つが、思考力養成を妨害する三大要因になっている。
*親子関係は全世代、年令に関係なく
最も影響を与えることは
大前提なので除外してあります。