教育が失敗する時:
2~12才の10年教育の重要性
1、2~12才の間に、
感情を殺す手法で論理的思考を育てようとした場合
※高速・大量・反復は、無条件に当てはまります。
2、2~12才の間に、
論理的思考をうながす教育をしない場合
※10年教育の間に、思考力養成を始めないということです。
❏論理的思考を強化しようとして、非常に時間を要する感情教育の必要時間を削りとってしまったのが原因です。
❏気付いていた(シックリこなかった)家庭では、意識的に感情を育てる時間をとってバランスを保っていたが、そうでない家庭では、意識的に感情を育てる時間をとるどころか、学校と同じこと(感情育成の妨げになる方法での学習)を徹底反復してしまった。
これでは、健全な成長は望めない。どんなに徹底しても、出来上がるのは、簡単なパターン学習の猿真似ができる程度でしかない。
しかも、悪いことに、感情が育っていないと、幼稚な判断しかできないので、残虐で短絡的な行動をする人間になってしまう。 ゆとり教育の失敗は、詰め込み教育の本当の失敗原因を特定出来ないままに、論理的思考の育成(表面的な知識増加程度だったが)を止めてしまったことにある。 この時期には、論理的思考力養成を家庭や枚外ですることになるが、残念ながら、そんな教材はなかったので、それさえもいい加減になり、表面的な浅い思考力さえも育てられなくなってしまった。 理論の置き忘れであるが、そもそも、思考力養成の方法も理論も持っていなかったのだから、「お題目」だけ提示しても現場では、全く動けなかったのは当然である。
この時に、本当の思考力養成ができる「どんぐり」の現論と手法が入っていれば、日本の教育界は、全く異なっていたことは、間違いない。❏片輪ずつ動かして(育てて)も前に進むと思っていたのが間違いなのである。 馬力はなくとも、常にタイヤの両方がバランスよく回っていれば、少しずつでも前に進むが、片輪ずつで、しかも、とんでもなくアンバランスに回していては、決して、前には進めないのは、当然です。
右だけ回して、左だけ回しても、前に進むなんてのは、アリエナイ! さて、ここで、言いたくはないが、言っておかなければならないことがある。
これは、私の教室に来ている(連れてこられている)子供にもあることなので、ましてや、一般家庭では、非常に多いことだろうと、予想される。
子供が、考えることを大事だと、思わないどころか、なぜ考えなければいけないのか?と思っているのだ。 学校に合わせた言動をとっていると、考えない学習以外の学習を受けつけない、あるいは、受けつける必要性を全く感じないので、親が考える学習を進めようとしても受けつけないこともある。ということである。 驚くべきことだが、子供は、大人の求めるように育ってしまうという実証である。 時として、それは、考えることが面倒だし感じるようにされてしまった後だと、親子よりも、師弟関係の方が強くなる。
つまり、学枚で考えない学習をしていると、家庭で考える学習をさせようとしても、強力な抵抗を受けることがあるということである。 思考を固められている。【有能感を育てるタイミング】
お手伝い期に、十分にさせる(してもらう)ことで満足回路を作ることもできる上に、
「ありがとう、助かったわぁ」
と言う(特に有能感を育てる言葉である「助かった」を言う)ことで、他人の役に立つ楽しさや充実感を味わい、自ら、誰かのためや社会のために働くことを楽しく思うようになる。 【基本原理】
自動記録(視覚イメージは自動的に記録される)
自動再現(記録されている視覚イメージは、様々なトリガーによって、自動的に再現してしまう) ❏体の制御をする命令系統で使われる材料は、思考の本体である視覚イメージ。
つまり、同じものが頭にも体にも使われている。
だから、体は頭(再現された視覚イメージ)の後追いを(無意識に)する。
※ココが、見せない教育のバックボーンでもあるのが、お分かりだろうか。
「花を折ってはいけません」と十レーションを流しながら、花を折っている映像を流すと、<花を折りたくなる>ということだ。 ❏「見せない教育」の重要性
物心ついた後(視覚イメージの再現が可能になった後)に、見せるべきではない映像を見せると、その映像を自動的に記録し、再現してしまう。
すると、がメージを体現したくなる(体の後追い現象:体は頭の中の視覚イメージの後追いをすることで体を制御しているので、再現された視覚イメージを体現したくなる) 【速さは思考力養成の強敵である】
親子であっても、一卵性の双子であっても、テンポが違います。
その子のテンポよりもゆっくりした速さで接することが子育てと教育においては、最も基本的で重要なルールである。「いつも子供にばかり合わせていられない」と言われるのも、もっともです。ですから、教育面から言うと、自分の子育と対応している時以外は、速くても良いのですから、子供とテンポが違う親(大抵の親は子供よりも速い)は、子供のいないところで、自分のテンポに戻ったり、仕事のテンポに合わせたりすべきです。 ただし、自分の心の健康のためには、ゆっくりと過ごす時間をとることが必要であることも、覚えておきましょう。バラバラにやってる時間は、そうそうとれない。基本的にどんぐりは、シングルマザーで3人の子育てをしてい3人でもできるようにしてあるからね。
あっちで、感情、こっちで理論なんてのはキケンな上にムダが多すぎる。
それに、実際にうまく作用していない。バランスよく、どちらも豊かに育っているのは、極々稀なケースだ。しかし、両方を同時に育てることで、ゆったりと時間を使えるので、誰にでも、素敵な子育てが楽しくできる。 そのための、どんぐり倶楽部であり、「どんぐり理論」である。