■我が子を守る教育革命-3(文責:どんぐり倶楽部)

<実践サンプル>割り算の意味

※小学生には「〜につき」「〜に対して」「〜当たり」「〜に対応する」などは難しい言葉です が何度も説明して言葉の理解をさせること。

●割り算って「等しく分けたときの1かたまりの数?」
→じゃあ「3/2(2分の3)÷1/5(5分の1)」はどうなるの?

※納得できない説明を聞き、納得できないままに「分数の割算は割る数の逆数を掛ければいい」
 と教わって割算の意味も知らずに計算だけはできるようになってしまう。
 これでは応用力は育ちません。
※また、この説明をキチンとできる先生は殆どいないらしい。

●正しい割算の教え方
※割り算を教えるときには使われているを教えながら進みます。

●記号(÷)の意味
 A÷B→A:B→A/B→つまり「Bを基準にしたときに対応する値をAとする」という記号です。

●割り算
「割り算をする」とは「A割るB」=<A÷B>において基準(B)を1にしたとき(置き換えた時)に
 対応するAを求めるということです。

◆10÷2→10:2→(※基準を1→×1/2)→10×1/2:2×1/2→5:1→答は5
※<2に対して10>ならば<1に対して幾つ?>→基準2を1にするには×1/2

◆ 2÷6→2:6→(※基準を1→×1/6)→2×1/6:6×1/6→1/3:1→答は1/3
※<6に対して2>ならば<1に対して幾つ?>→基準6を1にするには×1/6

◆1/2÷2/5→1/2:2/5 →(※基準を1→×5/2)→1/2×5/2:2/5×5/2 →5/4:1→答は 5/4※<2/5に対して1/2>ならば<1に対して幾つ?>→基準2/5を1にするには×5/2

◆7/3÷6/11→7/3:6/11→(※基準を1→×11/6)→7/3×11/6:6/11×11/6→77/18:1 →答は77/18
※<6/11に対して7/3>ならば<1に対して幾つ?>→基準6/11を1にするには×11/6

●以上のように教えると全て迷うことなく計算できるようになります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●捕足「×と÷は反対の意味を表している数学語です」
◆A×B→1に対する値がAのとき、Bに対する値を表している
◆A÷B→ Bに対する値がAのとき、1に対する値を表している
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●異常に桁数が多い理由
→丁寧に書かないと解けない。
→忍耐力がないと解けない。
→集中力がないと解けない。
→計算機では解けない。
→数多くする必要がない。


相似の証明
①2つの三角形を別々に書く(もとの図形はもう見ない!)
②向きをそろえる(書き直す)
③分かっていることを書き加える(特に角度)
④相似になることを確認する
※どの相似条件を使うかの決定
⑤証明の流れを記号で示す
⑥言葉を付け加える

<実践サンプル>英文法

<実践サンプル>語順訳
●(英文→語順訳→和訳)の実例
How do you say sukoshi in English ?(New Horizonより)
(英文)How / do / you / say/sukoshi/in English ?
(語順訳)どのように・あなたは・いうか・「少し」を・英語で
(和訳1:小6)君は「少し」をどうゆうふうに英語でゆうの。
(和訳2:小4)「少し」って、英語でどういうと※九州の方言らしい訳です。
(和訳3:小5)君は「少し」を英語でどういうとね。
※福岡の子どもなので九州の方言混じりですが素晴らしい訳です。

●語順訳さえ出来れば和訳はいつでも誰でも上手に出来るようです。
(中学生だともっとこなれた日本語にできます)
●ポイントは、英文を見ないで語順訳だけを見て自由に和訳することに
 あるようです


<実践サンプル>川柳
●OneZemi英文法(新文法)からの抜粋
■英語川柳
・いつどこで、だれがどうしたなにをした
■数学川柳
・直線は三角形でも延ばして使う
・接弦の内側の角、円周角
<どこまで教えるべきか>
※2002年からは教科書以外からでも教えていいことになりました

<漢字読本>
●漢字学習
 指導要領でも「読み」を優先するように書いてあるが、実際には「書き」も同時に覚えさせている。これはドリルがそうなっているからです。子ども主体ではなく、ドリル主体になっているのです。また、習っていない漢字もルビをふって使っていいようになっていますが、それもなされていません。本来なら小4で全学年の漢字は読めて当然ですし、3年間も目にしていたら短時間で書けるようにもなります。

第6章ー「どんぐり倶楽部」の公式ホームページよりー
質問1:遅くありませんか?
回答1:遅いと入ったら諦めますか?入り口は一つです。道を間違ったのならば戻って入り口から入るしかありません。でも、入れば必ず道は続いています。

<HPより>
Q:共働きで子どもの勉強をみてやる時間がありません。どうすればいいでしょう。
A:言葉はイメージ化の要です。思考力の基礎です。対策は、お子さんとの対話にあります。ただの会話ではなく対話がお子さんの力を伸ばすでしょう。日常生活の全てがチャンスです。一つ一つのことを何度も何度も本当に分かるまで「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」対応してください。必要ならばスピードは高学年でつけるようにします。今は丁寧に丁寧に。子育て・教育は根比べです。また、学校の授業に付いていけないかもしれないとのことですが、学校の進度に合わせることはありません。本当の意味で学校の進度に合っている人は少数派です。

Q:式がたてられません。
A:この問題は計算で解けなくても絵を描けば解けることを実感するための問題ですので、基本的には2年生の段階では絵だけで式は不要です。この繰り返しで「分からないときにはとにかく絵を描いてみよう」という姿勢が作られます。先が見えなくても手がかりは掴めるという感覚が
大切なのです。


Q:どうして無料なんですか?
A:どうして無料では不思議なのだろう?あの豊かな自然でさえ無料なんです。そして、私たちは日々その自然を享受しているではありませんか。どうして自然は無料なんですか?ーーー必要だからです。分かりやすく言うと「子供達のための教育革命を望むからです=人間になるための革命」インターネットは文字どおり革命を起こしましたが、その原因は利便性に優れていることと同時に無料だったからです。「どんぐり倶楽部」は教育界での革命を企んで作られました。従って「無料であること」は絶対必要条件なのです。そして、この革命は人間である私たちには、自然と同様に必要なことなんです。なぜなら、成人(人間)になるために必要なこと(思考力の養成)を提示しているのですから。

Mail:何百通ものメールの中に1通だけガッカリしたものがありました。「絵空事の問題を作るな」という内容です。恐らくパターン学習の材料として使いたかったのでしょうが、何とも浅はかな考えです。そもそも数学の世界は約束事の世界・絵空事の世界です。厳密には、私たちは半径5cmの円でさえ書くことも見ることもできないのです。線自体に幅があるのですから半径5cmの円を正確には書けないのです。仮定条件を受け入れられない子どもに抽象概念は育ちませんし、論理的思考もおぼつかないでしょう。さらに、この子は問題を解きたくなくてダダをこねているのであって、本当に「分からない」と言っているのではないと思います。

<あとがき>
 ここ5年の間に、胃癌手術と脊髄内腫瘍摘出手術を受けました。特に脊髄内腫瘍では医者から「珍しいもんにかかったなぁ」などと言われました。人は大病をすると人生観が変わるといいます。ですが、私はこれっぽっちも変わりませんでした。病院のベッドの上でも、子ども達からのFAXやノートを添削し、より分かりやすい指導方法や新しい英文法を考えていました。変わったことと言えば、ホームページを作り、自分の工夫を公共の財産としようと思ったことぐらいです。
 私は子ども達に、鋭い観察力と深い洞察力、さらには結論づけない力を身につけてもらいたいと思っています。これらの力が身に付けば世界は限りなく素敵な様相を呈してくるからです。私は、これこそが子ども達への最高の贈りだと思っています。そして、そのためには「考える力」が必要なのです。

※「慌てず・焦らず・諦めず」「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」
●私は、3人の子どもに、ゆう(男)・れい(女)・めい(女)と名付けた。それぞれに複数の素敵な意味を持っているからです。子ども達が大きくなって自分で自分の好きな意味を選択できるようにと思ったからです。3人の子どもは一度も夜泣きをしませんでした。そして一度も奇声を発したこともありません。子育ての第一段階は成功です。
●私には、速さや大量の知識を子どもに身につけさせようとしている親を見ると、時間とお金をかけて自分の子どもの才能を潰し能力を制限しているように見える。

●学力とは
 今年も奈留島(五島列島)の千畳敷で、海水浴がてら石を集めてきました。誰一人として見向きもしない石ですが、実は素晴らしい石で、私には辺り一面が宝の山でした。子ども達も私の真似をして、たくさんの石を集めて「きれいだねぇ」「アヒルさんみたいだなぁ」「何で丸いのかなぁ」などと言いながら品評会をしていました。それぞれに集める基準が違うので、それぞれに面白かったようです。些細なことですが、ここでも子ども達はうっすらと自分で自分の基準(選択基準:価値基準)を作っています。多くの場面において、自分自身で価値基準を創り出すことができると人生は一気に素敵なもの・有意義なものになります。私は子ども達に自分の人生を楽しめる人間になってもらいたいと思っています。そして、そのベースが考える力にあることは言うまでもありません。教育とは、決して知識の切り売りなんかではありませんし、問題の処理方法を教えることでもありません。教育とは学力を育むことです。そして、親である以上、あるいは教育者である以上は、間違っても「知識=学力」あるいは「処理能力=学力」などと思ってはいけません。学力とは人生から自分にとって有意義なことを学び取る力のことなのですから。
●セルフレスキューの力
■学習の基本をもう一度「慌てず・焦らず・諦めず。ゆっくり・ジックリ・丁寧に」
  
これが、学習の基本です。特に小学校低学年の時期には守って欲しい基本です。
●慌てず・・・・・早く始めればいいというものではない・・・正しい時期
●焦らず・・・・・速く終わればいいというものではない・・・正しい速度
●諦めず・・・・・成果が直ぐに出ると思ってはいけない・・・正しい時間
●ゆっくり・・・・時間に関係なくゆっくり
●ジックリ・・・・深くジックリ考える

●丁寧に・・・・・書く時は丁寧に
<おわりに>西洋医学と東洋医学には決定的な違いがあります。西洋医学は対処療法であり東洋医学は体質改善療法です。対処療法とは、悪くなった部分を改善する方法(多くは除去すること)で、体質改善療法とは、悪くならないように体質自体を改善する方法、あるいは悪くなった部分を本来の健全な状態に戻す方法です。表面的には対処療法が効果的に見えますが本質的な治療でないことは明らかです。その点、体質改善療法は本質的な治療を可能とします。「どんぐり倶楽部」が目指すものは、まさに学習面での体質改善療法です。本質的な治療を通して「健全な子供を育てる」お手伝いができればと考えて います。
※妻はっちゃんの多大なる協力に感謝する。(この本と妻に Happy Birthday ! 2002.12/26)
<漢字読本1・6>
<漢字>
第一学年(80字)
一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝 学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見
五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字 耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森
人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川 先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫
町 天 田 土 二 日 入 年 白 八 百 文 木 本 名 目 立 力 林 六
第六学年(181字)
異 遺 域 宇 映 延 沿 我 灰 拡 革 閣 割 株 干 巻 看 簡 危 机
揮 貴 疑 吸 供 胸 郷 勤 筋 系 敬 警 劇 激 穴 絹 権 憲 源 厳
己 呼 誤 后 孝 皇 紅 降 鋼 刻 穀 骨 困 砂 座 済 裁 策 冊 蚕
至 私 姿 視 詞 誌 磁 射 捨 尺 若 樹 収 宗 就 衆 従 縦 縮 熟
純 処 署 諸 除 将 傷 障 城 蒸 針 仁 垂 推 寸 盛 聖 誠 宣 専
泉 洗 染 善 奏 窓 創 装 層 操 蔵 臓 存 尊 宅 担 探 誕 段 暖
値 宙 忠 著 庁 頂 潮 賃 痛 展 討 党 糖 届 難 乳 認 納 脳 派
拝 背 肺 俳 班 晩 否 批 秘 腹 奮 並 陛 閉 片 補 暮 宝 訪 亡
忘 棒 枚 幕 密 盟 模 訳 郵 優 幼 欲 翌 乱 卵 覧 裏 律 臨 朗
論<どこまで教えるべきか>※資料
1年生1<10までのかず(かずとすうじ)>  
 A.数字の読み方(数字の意味・数字で表せること)  
 B.数字の書き方※書き方表
★C.位取り(10進法)「小数第1位から兆まで」※体温計/位取表★D.分解と合成「いくつといくつ」※トライアングルナンバーズ
★E.比較と差(違い)「くらべましょう」※違いの意味(同じもの以外)2<なんばんめ>★F.文章題の練習※言葉を正確に捕らえる3<2ケタまでのたしざん>トライアングルナンバーズ・★数直線の考え方  
 G.たしざんの意味※キリン+自動車=×(数だけを考えるとできる)  
 H.たしざんでできる事★ I.たしざんのひっさん※10回たしざん(10倍を体感する)  
 J.虫食算&文章題4<10までのひきざん>  
 K.ひきざんの意味  
 L.ひきざんでできる事 ★M.ひきざんのひっさん※10回ひきざん(10分の1を体感する)   N.虫食算&文章題5<3ケタまでのたしざん>★O.くりあがりの練習※10回たしざん(10倍を体感する)  
 P.虫食算&文章題6<3ケタまでのひきざん>★Q.くりさがりの練習※10回ひきざん(10分の1を体感する)  
 R.虫食算&文章題
2年生1<時刻と時間>
★A.1年から1秒まで※60進法の説明/60進法表  
 B.虫食算&文章題 2<長さ>★C.mmからkmまで※単位の意味/単位表  
 D.虫食算&文章題 3<けいさんの順序>★E.( )を使った式  
 F.虫食算&文章題4<等号・不等号>  
G.等号・不等号の意味(以上・以下・未満)  
 H.虫食算&文章題5<かさしらべ>  
  I.mlからlまで  
 J.虫食算&文章題6<三角形と四角形>★K.へん,ちょうてん,かく(鈍角・鋭角・直角・内角・外角・平角)  
 L.2組の三角定規で正方形と長方形を作る※三角定規に習熟する7<かけざん>★M.トライアングルナンバーズ※九九の暗唱  
 N.〜倍という言い方に習熟する  
 O.虫食算&文章題8<10000までの数>  
 P.かけざん,たしざん,ひきざんを(  )を使って  
 Q.虫食算&文章題9<はこづくり>★R.展開図を書いて様々な立体を作る(立方体・直方体・角錐・円錐)  
 S.立体と平面の関係を体感する(立体を切ってスタンプを作る)
3年生 1<時刻・時間・距離>★A.複雑な文章題  
 B.虫食算&文章題2<2ケタ×2ケタのかけざん>★C.かけざんの筆算(0倍・10倍)  
 D.虫食算&文章題3<わりざん>★E.わりざんの意味(かけざんとの関係)  
 F.わりざんでできる事  
 G.わりざんの筆算  
 H.虫食算&文章題4<円と球>  
  I.円・球・中心・半径・直径  
 J.虫食算&文章題
5<三角形>  
 K.三角形の分類と性質 ★L.角度(0〜360度)※円形分度器の紹介 6<分数> ★M.分数の意味  
 N.同じ事を違った数字で表せる分数  
 O.分数のたしざん・ひきざん(同分母→異分母)  
 P.虫食算&文章題 7<小数>  
 Q.整数・小数・自然数 8<重さ>  
 R.重さの単位 4年生 1<角度> ★A.三角定規と分度器(時計)  
 B.虫食算&文章題2<割算>★C.2ケタで割る D.虫食算&文章題3<計算の順序>★E.四則計算全てを入れた計算式 F.虫食算&文章題4<概数>★G.四捨五入 H.虫食算&文章題5<四角形>★ I.四角形の種類と性質 J.虫食算&文章題6<面積>★K.面積の意味と求め方 L.虫食算&文章題7<小数の掛け算と割り算> M.筆算の復習
 N.虫食算&文章題8<分数>★O.仮分数と帯分数 P.複雑な計算 Q.虫食算&文章題
5年生1<体積>★A.体積の意味と求め方 B.容積と体積の関係 C.虫食算&文章題2<三角形と四角形> D.角度との関係 E.虫食算&文章題3<数のまとめ>★F.整数・偶数・奇数・倍数・公倍数・約数・公約数・分数 G.数の変換(通分の意味など) H.虫食算&文章題4<面積>★ I.様々な面積の求め方(等積変形) J.虫食算&文章題5<平均> K.平均の意味と求め方 L.虫食算&文章題6<単位量>★M.単位量の意味と求め方 N.割合・百分率 O.虫食算&文章題7<円と多角形> P.円と多角形の関係★Q.円の面積の求め方 R.虫食算&文章題
6年生1<対称な図形> A.線対称と点対称 B.虫食算&文章題2<分数の掛算と割算>★C.様々な計算(計算の総仕上げ) D.虫食算&文章題3<比の利用>★E.比の意味と求め方★F.比を使った問題  G.虫食算&文章題4<場合の数> H.場合の数の意味と求め方  I.虫食算&文章題5<比例・反比例>★J.比例・反比例の意味★K.文字式を使った計算 L.虫食算&文章題6<立体図形の体積> M.円柱・円錐 N.角柱・角錐 O.虫食算&文章題                     
<作文添削サンプル>※20字9行の2段落構成の指定作文
<添削前>
1 僕が夢中になって努力したことは、車です。
2最初の方は、車のことが全然分からず、みん3なの話について行けなかった。でも、本とか4を何冊も見て、ようやく、みんなの話につい5ていけるようになった。6 僕は、こういう努力をして、どんなに全然7分からなくても、そのことに自分が好きだっ8たら、本で一生懸命調べたりしたら必ずと言9う程とても自分の知識に入るということがよ10く分かった。<添削後>
1 僕が夢中になって努力したことは、車の知
2識を吸収することです。最初は、車のことが3全然分からず、友達の話にもついて行けませ4んでしたが、何冊もの本を読んでいくうちに5車博士と呼ばれるようになりました。6 今では車に限らず、様々な工業製品に関心
7を持っています。一つのことを深く調べると8他のことでも、見方が違ってきます。とても9良い体験をしたと思っています。

<添削前>
1 僕は、小さい頃から車が大好きだった。父2親と兄が好きなので、多分そのせいもあると3思う。例えば、車で街などに出たら、通り過4ぎる車などの話になる。あともう一つの理由5は、自分が大人になった時に、何も知らずに6買いたくないからだ。そういうことで、今で7は車の本や模型やゲームをしている。8 昔は、格好良さなどで選んでいたけど、今
9では、環境のこと、全体的なバランスで選ん
10でいる。 <添削後>
1 僕は、どこに行っても車のことが頭から離2れない。車のことは調べられるだけ調べた。3特に、性能については、日本は日進月歩であ4り、世界水準なので、今でも大変興味がある。
5 ただ、最近は昔のように格好だけではなく6環境問題にも関心がある。地球を破壊しては7車どころではない。人と車と自然の共存を望8まない人は、本当の車好きとは呼べないと思9うようになった。
<添削前>
1 自分は幼い頃から運動が好きだ。体を動か  
2すと頭がすっきりする。それに運動やスポー  3ツをすると汗を流す。その汚い体を洗うため  4に風呂に入る。それがまた堪らなく気持ちが  
5良い。そして風呂から上がると、また運動を  
6し一汗流す。この生活が幼い頃から今も続い  
7ている。話をまとめると、自分は運動好きで  
8体を動かすことがとても良いものと思う。  
<添削後>
1 自分は幼い頃から運動が好きです。体を動  
2かすと、頭がすっきりするし、汗をかいた後  
3の風呂はまた格別です。運動をすることで精  
4神面も安定するように思います。嫌なことや  
5辛いことがあっても体調が良ければそれほど  
6落ち込むこともありません。  
7 詳しいことは分かりませんが、体の健康は  
8どこかで、心の健康とつながっているのでは  
9ないかという気がしています。

<添削前>
1 僕は、幼稚園の頃から剣道をやっている。2最初に親と見学に行った時はとてもきつそう3で嫌だったけれど兄がやっていたので仕方な4く僕も習い始めた。やっぱり見学しに行った5時のようにきつかった。僕は嫌になって練習6をあまりいかないようになった。<添削後>
1 僕は、幼稚園の頃から剣道をやっている。2剣道では、意識して攻撃しているときには、3いい攻撃はできない。体全体をレーダーのよ4うにして全身で相手の動きを捕らえ、相手の5微かな気配に反応して無意識的に攻撃する。6すると、いい結果につながる。7 つまり、技を活かすには技を忘れなければ8いけないということだ。技とは、必要ではあ
9るが、それだけでは十分なものではないのだ。
<添削前>
1 僕は、中学2年生の時にギタリストに憧れ2ていた。そして、夏の初め頃にギターを買っ3てもっらって練習をした。しかし、思ってい4た以上に難しくて、なかなか音も奇麗にでな5かった。<添削後>
1 ギターなくして僕の青春は語れない。毎日25時間は練習をしている。指先は誰よりも固3くギターの弦を押さえるための指になってい4る。僕にとっては、ギターの練習が勉強その5ものだ。奇麗な音を出すには技がいる。でも6人を感動させるには、技だけでは通じない。7 人を感動させるには、人の感情を理解でき8なければならない。このことは、人間関係を9築く基礎でもあると思う。
<添削前>
1 僕は、小学生の頃から何も体を動かすこと  
2をしてなかった。でも中学生になって何か体  
3を動かすことをしようと思った。でも、決め  
4ようと思うと、なかなか決まらなかった。で  
5も、部活の体験で剣道をやってとても楽しか  
6った。毎日、素振りとか他にきついこともあ  
7ったけどよかった。
8 僕は、この体験でどんなに運動が苦手でも  
9一度はやってみたいスポーツがあれば、それ  
10を進んでやったらいいと思った。
<添削後>
1 僕は、中学になって初めて運動らしい運動  
2をした。それは、部活での剣道だった。素振  
3りなどもきつかった。でも、その反面、体を  
4動かすことの楽しさも味わうことができた。  
5 運動が苦手な人でも、その人に合った運動  
6がなにかしらあると思う。無理をすることは7ないが、自分の体調や趣味を考えて何らかの  
8運動を日常生活の中に取り入れることはいい  
9ことではないだろうか。

<添削前>
1 私は今、吹奏楽部に入っています。吹いて
2いる楽器はクラリネットです。吹き始めて今3年で三年目になります。クラリネットは音が4出しにくい楽器なので、吹き始めた頃は毎日5ふっきんを50回し続けていました。やっと上6手に音が出せるようになった次は指を動かす7のに一苦労しました。8 私はがんばり続けて、今ではソロができる9ようになりました。クラリネットを通して努10力すれば成功に近づけると知りました。
<添削後> 
1 私は中学に入ってから吹奏楽部でクラリネ2ットを吹いています。クラリネットは音が出3しにくい楽器なので、最初は本当に苦労しま4した。腹筋を鍛え、指遣いを練習して、やっ5との思いで現在に至っています。6 でも、今では苦労しただけにクラリネット7を吹けることは、私の自慢でもあり財産にも8なっています。苦労した報いは苦労以上のご9褒美として戻って来るようです。
<添削前>
1 中学三年間で夢中になって努力したやった2ことは、体力作りです。特に、走ることにつ3いては死ぬ気でとりくみました。毎日毎日、4公園を一人で走っているうちに、自分でも驚 5くほど体力がつき、マラソン大会で優勝する  
6ことができました。7 今ではもう、そんな時間もないけれど、こ8の三年間やってきたことは、僕の一生の財産9になると思います。<添削後> 
1 体が弱かった私は、中学三年間を使って体 2力をつけようと本気で努力しました。登校前  
3の3キロのランニング、放課後の部活、部活  
4後の水泳。その中でも走ることには少し素質  
5があったのか学校のマラソン大会で優勝する6ことになりました。7 このことは、それまで体が弱かった自分に 8考えられないことでしたので、今までにない9自信がつき、何事にも積極的になりました。

<添削前>
1 私が中学校生活の中で努力をしたことは、2吹奏楽のコンクールに出場するために毎日時  
3間のある限り吹き続けたことです。入部して  
4すぐ楽器と楽譜を渡され筋力トレーニングと  
5並行しつつ曲を練習する日々が続きました。  
6誰よりも多くの時間を練習に費やしました。  
7 コンクールが終わり私に残していったもの8は喜びとたくさんの涙でした。努力すればそ9れだけの達成感を得る事ができると思いまし10た。
<添削後> 
1 コンクール前の吹奏楽の練習はかなりハー  
2ドです。頭では分かっていても指は思うよう  
3は動いてくれず、いい音色もなかなか出てく  
4れません。ところが不思議なもので、特訓を  
5を重ねていると、突然期待以上の音が出ます。 
6 できなかったことができるようになる快感  
7は格別のものです。私は吹奏楽の練習でこの  
8快感を知りました。ですから、努力すること  
9は私にとっては快感へ向かう助走なのです。

<添削前>
1 僕は、中学1年の時にバス釣りをしていま2した。その時は、ただ単に投げて巻くしかし3ていませんでした。そのうち、本を読んだり4テレビを見て色々なことを覚えました。そし5て、中2の時は色々な生態を知って本格的に6していました。
<添削後>1 バス釣りは奥が深いと思います。バス釣り2を始めた中1の頃はルアーを投げて巻き取る3だけの繰り返しでしたが、今は違います。魚4の生態、天気の影響、池のコンディション等5を考えた上での魚との戦いです。6 こういう形でバス釣りをしていると、バス7と会話をしているように感じます。相手の事8が分かって初めて会話が成り立つようです。9人間関係にも同じことが言えそうです。
<添削前>
1 僕を変えた人は、陰でがんばっている人で  
2ある。表では何もしてなさそうでも、人が見  
3ていない所で人のために、ゴミを拾ったりし  
4ている姿を見て、人前だけでがんばるだけじ  
5ゃなく、陰でもがんばらなければいけないと  
6いう考えを与えてくれた。  
7 それ以来、人がかいてきにすごせるように  
8自分からすすんで目立たない事もするように  
9なった。<添削後>
1 僕の友人に、目にしたゴミは必ず拾うとい  2う変わった男がいた。とにかく拾うのだ。空  
3き缶でもタバコの吸い殻でも何でもである。  
4理由を聞くと、彼は「自分が快適に過ごせる  
5ようにしているだけ」という。誰かのためで  
6はないのだ。  
7 この友達と付き合ったことで僕は「誰かの  
8ためになることは自分のためにもなる」とい  
9う不思議な真実を手に入れることが出来た。
<添削前>
1 僕は、同じスイミングクラブでずっと目標2にしてきた友達がいた。しかし今まで勝つこ3とが出来なかった。あるときその友達が毎日4練習後に家で陸トレをしていることを聞いて5自分の努力不足に気が付いた。6 そのこと聞いてから、目標の人以上の努力7をするようになった。朝、学校へ行く前と午 8後の練習が終わってから陸トレを続けている。9頭にその友達の姿を映しながら‥‥。<添削後>
1 僕が三年間を通して友達との関係で得たこ
2とは、努力することの大切さだ。その友達は3同じ野球部だったが、すごく上手で、「あい4つは天才だかもな。」と思っていたが、その5友達の家の前を通ると、一人で二時間も三時
6間も汗をだらだら流しながら練習していた。7 僕はこの様子を見て、努力すればなんでも8できると思えるようになった。そして、努力9できる人が本当の天才だと知った。 
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
7 この友人のお陰で、私は、時間があるから8何かが出来るのではなく、自分に必要な時間9は自分で作り出すものだと思うようになった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

7 私は、その時から、友達は自分の人生を豊8かで意味のあるものにしてくれる最高のもの
9だと思うようになりました。

7 彼の行動と彼への評価を考えているうちに8「天才」とは常に努力する人のことを言うの9ではないかと思うようになった。
<添削前>
1 私と同じ時期に同じスポーツを始めた友達 2は、別の中学の部活でぐんぐん力をつけ、し3かも自主トレを毎日やってがんばっていまし 
4た。だから、友達は私が試合で予選敗退なの5に対して一位二位を沢山とっていました。6 私はこの友達のおかげで、自分もがんばら7なくてはと思い努力することができ、人間は8努力をすればある程度のことはできるように9なるということが身にしみて分かりました。
<添削後>
6 努力という言葉が嫌いだった私が、努力と 7いう言葉を好きになるきっかけを与えてくれ 
8たのがこの友達でした。今では努力という言 
9葉は私が大好きな言葉の一つになっています。
※参考キーワード(アイウエオ順)
・アイゼンバーグ・アルフォンソ=デーケン・アントロポゾフィー・イーガン・石隈・ウェクスラー・ヴィゴツキー・内田・ヴント・オーズベル・オグデン・ギルフォード・キャロル・クラウダー・クレペリン・ゲーテ・ゲゼル・コールバーグ・サーストン・シュタイナー・シュテルン・ジャンセン・スキャモン・スキナー・スピアマン・ソーンダイク・チョムスキー・ハーロー・ハヴィガースト・バンデューラ・ピアジェ・ビネー・ブラマー・ブルーナー・ブルーム・フロイト・ペスタロッチー・モンテッソーリ・「ミスエデュケーション(デイヴィッド・エルキンド:大日本図書)」-MISEDUCATION-・「よみがえれ思考力(ジェーン・ハリー著:大修館書店)」-YOUR CHILD'S GROWING MIND-・リチャーズ・ルクセンブルガー・ローゼンタール・ローレンツ・ワイナー・ワトソン
成長のインクリメントの合計のパーセントとして表現された誕生から20年までの主な4つのタイプの出生後の成長曲線。